世界チャンピオンになれた日

3年前の今日は世界戦を戦った日です。

3度の防衛を果たした後に決まった世界戦。

試合前のオッズが11対1と圧倒的に不利と予想されたタイトルマッチ。

相手は計量から翌日に8キロ体重を戻してきた。

試合では相手のパワーに翻弄されて序盤から相手に攻め続けられる。

途中採点も3-0で負けていました。

そして次の回では相手のベストショットをもらいKO寸前。

もう、絶体絶命のピンチ。

けど、ピンチの時こそ自分を変えるチャンス。

そこから自分のスタイルを変えてベルトを獲りに前に出ました。

相手との距離が縮まり展開が変わっていく。

途中採点は2-0に縮まった。

残りのRを全て取れば逆転できる。

目の前に集中して全ての神経を今に注いだ。

最後は無我夢中で自分の持てる力そすべて出し切った。

勝ち負けより自分のベストを尽くせたことが何より嬉しかったです。

そして、運命の採点は2-1で逆転勝ち。

自分のボクシングを始めた時からの夢が叶った瞬間でした。

今でもあの試合を観ると奇跡が起こったとしか思えない。

自分の夢がみんなの夢になり一緒に目指した世界のベルト。

応援してくれたみんなへの感謝の思いで掴み取った瞬間でした。

仕事をしながらボクシングとの二刀流で大変な時もあったけど

それがあったからこそ成長できてベルトを手にすることができました。

何より人との縁に支えられて戦う覚悟をもらいました。

本当にたくさんの人の支えと応援のおかげで世界チャンピオンになれました。

3年経った今でもあの日のことは一生忘れません。

本当にありがとうございました!

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